熟した種粒」を意味するグラン・ミュール。美味しいワインは登熟したブドウの実から、ワイン用ブドウの栽培において常にその状態を目指したい、という、定年前、還暦を前にした2017年からワイン用ブドウの栽培を開始された川口聖(きよし)さんの気持ちが込められたワイナリー名。ファーストヴィンテージは2019年。
畑は小諸市内の芝生田、滝原、糠地の三地区に分かれており、680mから850mと高い標高の土地にある圃場で、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノノワールはじめ、試験栽培のものを含め、10種類以上定植。
ブドウづくりを中途半端に行いたくないとの思いから、ワイナリーは持たず、一貫して同じ小諸市糠地のテールドシエルに委託醸造を続ける。